2006年11月16日 (木)

気づけば

今期の実習、半分以上が終わりました。
後から書くから「気づけば」なんて書けるけど、
ま、実習中はそんな穏やかなもんじゃないですけどね。

夏休み明けに実習始まってから
初めて一週間ちょっとのまとまったお休みがやっと訪れました。
↓や夏休み中に読んだ本です。一応自分の記録のために。



『ねじの回転』 上・下巻
恩田陸 著   集英社

『ブレイブ・ストーリー』 上・中・下巻
宮部みゆき 著  角川文庫

前者の『ねじの回転』。
舞台は近未来。歴史を過去へと遡るという技術を得た国連。
より良い「今」を作るため、
現代史に多大な影響を及ぼす歴史の修正・改変というプロジェクトに乗り出す。
日本の歴史の転換点は「2・26事件」であるとされた。
中盤までは順風満帆だったプロジェクトも、
国連メンバーの思惑と、2・26事件に携わる人物達の抱く想いの交錯
持ち込んではならないはずの未来の疾病の蔓延、
ハッカーの登場、など様々な問題が起き始め、思わぬ方向へ向かっていく・・


と、こんな感じですね。



お次に『ブレイブ・ストーリー』。
宮部さんの本を読むのは実はこれが初めてでした。
この人がこういう本を書くイメージは全くなかったのですが。
映画化されて話題になっていましたが、
なにせ長いこの話(たしか1500ページ位のはず)を映画におさめるとなると
きっとアドベンチャーやらファンタジーな要素だけ取り上げられてしまったんじゃ、と。
想像でしかないので「いや、良かったから」っていう方いたら教えてくださいね。


なんだかこの読みどころって、冒険の内容もそうかも知れないし
人種間の争い、南北問題、そいう視点で読むのもアリかも知れないけど
なんでしょう、プロセスっていうんでしょうかね。
過去の嫌な出来事、不幸な出来事は変えられない。
それはそれで現実として受け止めて、一つ一つを越えていくことで未来を切り開いていく、
という。
それに辿り着くまでの、ヘナチョコなワタルが成長したどっていくプロセス。
アツいメッセージが伝わってきました。笑
茶化しちゃいけないんですけどね。
…まぁでも、いかんせん、長い。途中で断念しかけました。

そんなの当たり前だとは感じるけど、
案外、足りなくなってきてる考え方なんじゃないのかなぁ。自分含め。
中学生になる直前の小学生に読ませて感想を聞いてみたい。そんな感じの作品です。



長々書きすぎました。
実習中は読書が完全にストップしてしまうので本が恋しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 9日 (水)

盛夏かどうか

よくわかりませんが。台風3つって凄いですね。

さて、最近何してるかなぁ。
バイトばっかりです。

そういえば本もまたぼちぼち再開しました。



(画像:Amazon)



『仮面の告白』
三島由紀夫 著
新潮文庫

『刺青・秘密』
谷崎潤一郎 著
新潮文庫


今読んでるものはまだもう少し残っているので
これは試験前に読んだもの。ずいぶん前ですね。
われながら・・ヘビーなものを立て続けに、って感じですね。


前者ですが、こういう類の話だとまったく思っていなかったため
(あらすじも確認せず買ったので)
読み始めてけっこうあせりました。笑
大半が主人公の少々(どころじゃないか)逸脱した性癖や妄想についての記述ってとこでしょうか。
立派なアブノーマル作品だと思います。私的には。
読んだのがけっこう前になってしまったのでもう記憶があまりないのですが
時折見せる残酷でグロテスクな妄想の描写が妙になまめかしかったのが印象的でした。

後者はですね
表題になっている「刺青」ですが、思っていたほど過激ではなく。
それより他の話の一つ「少年」が・・・さすがでした。
さすがというか、谷崎氏の本はこれが初めてですが。。
私が知っていた「サドマゾの大家」というイメージが一番しっくり来ましたね。
学校ではおとなしいぼっちゃんの遊びがエスカレートして行くさまが圧巻です。


さぁて
秋に入ったらまたぜんぜん読めなくなるし
今のうちにたくさん読みたいですな。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年5月19日 (金)

やんややんや

なんか春をあまり感じないうちに梅雨になりそうですね。

さてまた本。
(最近電車の中で開いても別世界にトリップしていることが多い・・)


(画像はアマゾンより)

『麦の海に沈む果実』
『三月は深き紅の淵を』

恩田陸 著
講談社


はい、なんだか恩田さんにハマりまして、立て続けに読んでます。
それもこれも以前に読んだ『黒と茶の幻想』のあとがきに触発されてなんですけどね。

上記の作品自体が伏線として機能しあっちゃってる感じですね。
今まで出会ったことがない構成にびつくりです。
キーワードは『三月は深き紅の淵を』という一冊の本。
手の届きそうで届かない幻の本。
コピー・複製厳禁で、一生に一人、しかも一晩だけしか貸してはいけない。
そんな本をめぐる様々なストーリー。
ストーリーによって姿を変えて、実は存在していない本だったり、もう過去に執筆されていたり、「その本はいつか書かれることだろう」と示唆されているだけだったり、今まさに書かれている途中だったり・・


私としては、『麦の・・』→『三月は・・』の順で読んでよかったと思います。
『黒と茶の幻想』にもリンクするところがあります。


なんだか『麦の・・』は、設定があまりに日本離れしている気がしたのと
あまりに突拍子もない展開が出てきたりで
頭の中に疑問符が飛んでたり飛んでなかったりしましたが
全体としては好きでしたー。


てか、実はミステリーに分類されてるんだねコレ。
気づいてなかった。笑

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月 7日 (日)

ただ通り過ぎただけ

さっそく投稿。

GWはというとまた本をたらたら読んでました。


(画像はアマゾンより)

『黒と茶の幻想』上・下巻 
恩田陸 著
講談社文庫

4人の男女がある島に旅行を計画します。
その旅行のコンセプトは「非日常」。
『本当の謎は人の過去こそにある。「美しい謎」を持ち寄って解決しようじゃないか。』
話は4部構成で、それぞれの部が各登場人物の名前になっています。
一人ひとりの違った視点から
過去や自分以外のメンバーの様子が語られます。

なんだかすごく、
こういう人格だとか日常だとかの切り取り方が私は好きでした。
後味もすっきりしています。
最後の章が蒔生じゃなくて節子、っていうのも絶妙です。
こんな4人がいたら出会ってみたいものです、ホント。



5日間なんてまさにあっちゅうまですね。
2日ほど兄貴が帰ってきてました。
元気でやってるみたいですよ。えがったえがった。




あぁ、やっぱり年配にモテる・・
そろそろ身の振り方を考えなければいけませんね。笑

| | コメント (0) | トラックバック (0)